こけしママンこんにちは、こけしママンです。
前回の4月上旬・晴れ日の発電ログから数日後、今度は曇り空の日に実験してみました。
「曇りでも発電できるのか?」ということは誰しも気になることかと思います。また、その曇りの日に発電ができたとして、どのくらいの量が可能なのか、さらに、その発電量を効率よく確保していく方法をお伝えしたいと思います。
※観測時間のほとんどで日照時間が0.0の日であり、曇りとカテゴライズして記録を取りました。
わが家の設置環境|南向き一戸建て・隣家近接の条件
前回の復習になりますが、わが家の位置関係はこの図のような感じです。南向きの庭とベランダがありますが、庭は隣家の影で日当たりが限られるため、日が当たりやすいベランダで発電をしています。


| 🏠 住宅タイプ | 一戸建て |
| 🧭 向き | 南向き(庭・ベランダあり) |
| 🏘️ 周辺環境 | 隣家と近接。日が当たる面積が限られる |
| 🔋 使用機種 | Jackery ポータブル電源 2000 New(2042Wh) |
| ☀️ ソーラーパネル | Jackery SolarSaga 100W × 2枚 |
使用しているソーラーパネルのSolarSaga 100Wのスペック詳細(サイズ・変換効率・防水性能など)はこちらの記事でまとめています。
今回の検証条件と当日の空模様


上部の黒い部分は、我が家の屋根の部分。


2026年4中旬・晴れ時々曇り・最高20.2度
前回は、快晴のポカポカ日和での計測でしたが、今回は曇り空です。9時台は鱗雲程度で、時折晴れ間がのぞいていましたが、お昼に近づくにくれ、どんより曇り空になってきました。その後天気は回復することなく、夕方まで日照時間0が続いた日でした。
| 📅 計測日時 | 2026年4月中旬 9:10〜15:40 |
| 🌡️ 気温 | 最高20.2℃・最低10.8℃ |
| ☀️ 天気 | 曇り(晴れ時々曇り) |
| 🔋 開始時バッテリー残量 | 70% |
| 🔆 ソーラーパネル設置方法 | 布団干し台上(1枚)+ベランダ直置き(1枚)。 両方ともインジケーターの影が中央に当たらない状態 |


屋外高所設置には注意が必要です|高所への設置リスクについて
今回わが家では物干し台の上にパネルを置いて高さを出しましたが、高所への設置は落下・転倒のリスクがあります。風・地震・不安定な台など、条件次第では重大な事故や本体の故障につながる可能性があるため、同じ方法を試すことをお勧めしているわけではありません。設置場所や方法は、必ずご自身の責任と判断のもとで安全を確認した上で行ってください。わが家も、高所へ設置した場合は、紐等で固定し、パネルが自重で曲がらないよう工夫したうえで、何かあれば対処できる距離に控えながら発電しています。
気象データ推移|気温・日照時間・太陽高度など
| 気象データ推移 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 気温(℃) | 16.9 | 19.1 | 20.0 | 19.3 | 19.5 | 20.2 | 20.0 | 20.1 |
| 日照時間(h)※ | 0.5 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 太陽高度(°) (仰角) | 42.54 | 53.22 | 61.27 | 64.01 | 59.93 | 51.16 | 40.17 | 28.25 |
| 太陽方位角 (北=0°) | 112.55 東南東 | 128.09 南東 | 151.44 南南東 | 183.59 南 | 214.35 南西 | 235.78 南西 | 250.20 西南西 | 260.96 西 |



晴天だった前回と違い、日照時間が0.0という時間がほとんど。日照時間がほぼない状況で、どれくらい発電できるのか、そこに注目!
※気象庁の日照時間は「直達日射量が120W/㎡以上の状態が続いた時間」を計測しています。👉120W/㎡は、影がはっきり映るくらいの強い光が届いているイメージです。空が白っぽく曇っていてなんとなく明るい状態が1時間続いた場合は、気象庁のデータ上は「日照時間0時間」としてカウントされます。
実測発電ログ|時系列で記録したJackeryソーラーパネルの発電W数


| 時刻 | 発電量(2枚合計) | バッテリー残推移 | 状況・メモ |
|---|---|---|---|
| 9:04 | 39W | 70% | 鱗雲が多い空模様でスタート。今回は、はじめから2枚のソーラーパネルを使用。 |
| 9:45 | 44W(この日の最大値) | 71% | 雲の隙間からの太陽の光の量が刻一刻と変わるため、発電量も30W台~40W台をいったりきたりして安定しない。 |
| 10:17 | 31W | 72% | 雲の量が一層増えてくる。 |
| 11:51 | 9W | 73% | 完全な曇天。以降、天候の回復せず。 |
| 12:48 | 21W | 73% | 曇天が続くが、その時々で、発電量は10W台から20W台を行き来する。 |
| 12:49 | 10W (+10W※2) | 73% | スマホ充電開始(1枚のパネルからiPhone 13 miniへ直接充電)※1 |
| 13:52 | 16W (+5W※2) | 73% | スマホ充電継続 |
| 14:05 | 21W (+3W※2) | 73% | この直後スマホ充電終了(47%→94%完了) |
| 14:06 | 23W | 73% | 2枚のソーラーパネルからの発電分すべてを、ポータブル電源に給電 |
| 15:40 | 12W | 73% | 発電終了 |





※1今回は途中でスマホの充電をしています。
電気をソーラーからスマホへ給電しているため、ポータブル電源に貯めてから充電をするよりも発電効率としは有利だろうと考えてのことです。
※1 Jackery SolarSaga 100Wは、多機能ソーラー充電ケーブルが付属しています。本ケーブルのアダプタを介すことで、ポータブル電源を経由せずにスマホやタブレット等へ直接USB給電(A/C)が可能です。蓄電工程によるエネルギー変換ロスを排除できるため、効率的な電力活用が可能です。
※2 スマホの充電にかかっている電力。充電当初はおおよそ10Wを平均値として、満タンに近づいてきたタイミングで3Wを平均値と仮定して記載しています。
今回分かった2つのこと
発見① 曇りでも約8.5時間継続して発電できた
午前から夕方まで、完全な曇天になっても発電がゼロになることはありませんでした。



曇りでも意外と発電できた!ゼロになるかと思ってたから、少しでも発電できることが分かったよ。



直射日光がなくても、雲を通じた散乱光でパネルは発電できることが証明された。ただ、今日の最大44Wは、前回晴れの日の最大139Wの約3分の1だったね。
前回(4月上旬・晴れ)との比較はこうなります。
| 4月上旬・晴れ | 4月中旬・曇り | |
|---|---|---|
| 最大発電量 | 139W | 44W |
| 完全曇天時 | —(晴れのため) | 9〜23W |
曇りの日は低出力でもスマホを充電できるくらいの量(約10~20W)であれば、発電可能ということが分かりました。曇った場合はまったく発電できないという可能性も考えていたので、かなり心強い結果となりました。
発見② 曇っててもソーラーパネルからスマホ充電することが可能


コードがあちこち行って見えにくい写真でごめんなさいm(__)m
今回、12:49〜14:05の約75分間、1枚のパネルをiPhone 13 miniに直接つないでスマホを充電しました。スマホの電池残量は、47%→94%というように推移し、47%分の充電をすることができました。
この充電方法では、ソーラーから直接スマホへ給電し、余った分をポータブル電源へ蓄電する形になるため、この時ポータブル電源本体の液晶に表示されているINPUTの値は、ソーラー発電しているW数の総量ではなく、スマホ充電に必要なW数を除いた余った分のW数ということになります。



ポータブル電源がなくても、SolarSaga 100さえあれば、スマホ充電はできるってことだよね。



しかも、一度ポータブル電源に貯めた電気を使って充電するよりも、ソーラーから直接充電するほうが、発電効率がいいんだ!
一度ポータブル電源に蓄電してから使うよりも、直接スマホを繋ぐ方が、電気を変換する際のエネルギーロスを最小限に抑えられます。


電気は貯める・変換する工程を通るたびに一部が熱として逃げてしまうため、最短ルートで充電できる直接給電は非常に効率的です。まずパネルで直接スマホをフル充電し、その余剰電力をポータブル電源に貯めるのが、太陽光を最も無駄にしない賢い方法といえます。
曇っている日は特に、わずかな電力を有効に使う必要性が高まるはずです。ケーブルのUSBポートから直接つなげるスマホやタブレットへの給電は、まずこちらを活用すればわずかな電力でも活用できるということが分かりました。
今回の総発電量と電気代換算





今回の発電で得られた電力の総量と、電気代に換算した場合の額を計算してみたよ。
| ポータブル電源への充電 | 約61Wh(+3%)※3 |
| スマホへの充電 | 約5Wh ※4 |
| 推定総発電量 | 約66Wh |
| 電気代換算 | 約2.3円 |
※3 ポータブル電源本体としては、充電が3%分増加しています。Jackery2000Newの容量は2042Whのため、その3%分として計算すると、約61Whとなります。ただし、ポータブル電源の残量表示は1%単位なので、実際には「70.1%→73.4%」かもしれないし「69.5%→73.4%」かもしれません。表示上は70%→73%でも、実際の充電量は幅がある可能性があります。
※4 iPhone 13 miniのバッテリー全容量は約9.26Whです。今回、電池残量が47%(47%→94%)増えたことから、蓄えられたエネルギーは理論上 9.26 ×0.47 = 4.35Whと計算できます。ここに、充電時の電力ロスなどを加味して、約5Whとしています。



朝から夕方までやって、2.3円かぁ。



でも停電中に66Whあれば、スマホを6〜7回フル充電できる量だよ。防災目的で考えれば、価値ある電力だ。
前回(4月上旬・晴れ)との総合比較
あらためて、前回の快晴時の天候の結果と比較してみましょう。快晴の日は短い時間でも、曇りの日に長時間発電する以上にかなりの電力を作れることが分かります。それでも、曇りの日でも日中はスマホ充電をしてもあまるくらいの発電量を確保できることが分かりました。
| 4月上旬・晴れ | 4月中旬・曇り | |
|---|---|---|
| 最大発電量 | 139W | 44W (完全曇天時は23W) |
| 推定総発電量 | 約234Wh | 約66Wh |
| 電気代換算 | 約8円 | 約2.3円 |
| 実用発電時間 | 約2.7時間 | 約8.5時間 |



快晴の日の圧倒的なエネルギー量に目を奪われがちですが、曇天でも一定の電力を確保し続けられることが発見できて、意義ある検証でした。
まとめ&課題|曇り日のJackeryソーラー発電
- 曇り日でも9時〜15時40分の約8.5時間発電を継続できた
- わずかに青空が見える状態の最大値は44W、完全曇天時の最大値は23W
- 曇りでもソーラーパネルから直接給電してスマホの充電を完了することができる
- 推定総発電量:約66Wh(電気代換算:約2.3円)
今回は、4月の曇りの天候でどの程度の発電量が確保できるのかを計測しました。影もできない状態の曇りでも、スマホの充電が何回もできる量の電力が確保できることがよくわかりました。
今回も前回に引き続き、1枚は布団干し台の上、もう1枚は壁に立てかけてベランダに直置きした状態で発電しました。次回は両方のパネルを上にあげた状態で、発電をした結果をお伝えできればと思います。
今後の課題(前回からの継続)
- ベランダに直置きし、壁に立てかけていた方のパネルが夕方に近づくにつれ、布団干しスタンドの上のパネルより発電されなくなっていた。👉二枚とも、高さを出して、より太陽の光を取り込めるように変更する。
- 正午付近で、太陽が真南の位置にあれば、より発電できると想定👉午前から午後にかけて発電をして検証する。
発電した電力を何に使うかについては、こちらの記事も参考にしてください。
前回のログはこちらから。
わが家が使用したポータブル電源とソーラーパネル×2枚のセットはこちら
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