【2026年最新】家系図作りはAI頼みだと迷いやすい|広域取得制度や戸籍の基本を理解できる本を紹介

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家系図作りでAIと本のどちらかを迷う人向けの画像

歴史が好きな私は、いつか自分の家系図を作り、先祖のことを知りたいと思っていました。専門業者に依頼しようと調べたこともありますが、場合によっては数十万円もかかります。しかも、親類が日本各地に散らばっている我が家では、調査が複雑になることも分かり、諦めていました。

そんな中、2024年に「戸籍の広域取得制度」が始まり、家系図調査がぐっと身近になったことを知りました。小さなブームになりつつある様子を見て、今ならできるかもしれない——そう思い、家系図づくりに挑戦することにしました。

日頃からAIに助けられている私は、まずAIで確認してから市役所へ向かったのですが、実際には躓くことが多く、思ったように進みませんでした。

そこで、改めて書籍で基礎から学び直したところ、ようやく全体像がつかめるように。この記事では、私が実際に読んで役立った本をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ!
  • 家系図づくりを始めたいけれど、AIの情報だけでは不安を感じている人
  • 広域取得制度の使い方や、戸籍の取り方の基本を正しく理解したい人
  • 家系図調査の全体像を体系的に学べる“信頼できる本”を探している人
和紙の上に書かれた家系図のイメージ図
目次

AIだけで家系図の戸籍取得に挑戦したら失敗した話

AIにもらったアドバイス

「家系図作りは早いほうがいい」という情報を目にした私は、ある日ふと思い立って、市役所に戸籍を取りに行くことにしました。とはいえ、何も知らずに窓口へ行くのは不安だったので、まずはAIに基本的なことを尋ねてみました。

AIは丁寧に答えてくれたのですが、その内容はあくまで“一般論”。たとえば、次のようなアドバイスでした

  • マイナンバーカードがあれば、自分の父母・祖父母までさかのぼって取得できる
  •  一方、配偶者の戸籍は本人がいないと取れない
  • 家系図作成には、戸籍謄本(全部事項証明書)・除籍謄本・改製原戸籍をそろえる
  • 窓口では「家系図作成のために、直系尊属の最古の戸籍までさかのぼって取得したい」と伝える
  • 本籍がその市にない場合は「広域交付で全国分まとめてお願いします」と言う
  • 担当者によってはシステムの習熟度に差があり、本籍地で確認してくださいと言われることもある

しかし実際に市役所へ行ってみると、この伝え方ではうまくいきませんでした。

AIが教えてくれなかった“戸籍の時点”という考え方

戸籍謄本の一部イメージ

私が窓口で「家系図作成のために、両親や祖父母の戸籍をさかのぼって取得したいと思っています。両親は別の県の出身なので、広域交付を利用したいです」と伝えたところ、担当の方が明らかに戸惑った様子でした。

「詳しい者を呼んできます」と言われ、別の担当者に代わったものの、そこからもスムーズには進まず、時間ばかりがかかります。その後、偶然に変わった担当者がとても親切な方で、戸籍の仕組みを改めて説明しながら、私が本当に必要な戸籍を導きだしてくれました。

3人目の担当者にして初めて知ったのですが、戸籍というのは結婚や転籍などで何度も作り変えられるため、「○○市に本籍がある○○さんの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍をください」と指定しただけでは不十分なのです。先祖の戸籍調査の場合、同じ人物でも、どの時点の戸籍が必要なのかを明確に伝えないと、窓口では判断できず、取得ができない場合があります。

たとえば、
・「生まれてから亡くなるまで」
・「生まれてから結婚するまで」
といったように、期間を指定するほうがスムーズに進みます。

AIでは教えてくれなかったこの“戸籍の時点”という考え方を使った以来の方法は、書籍にはしっかり説明されていました。事前に書籍で予習していれば、市役所の方にも余計な負担をかけず、私ももっとスムーズに進められたはずだと反省しました。

こけしママン

本で事前に予習していればよかったです…。

家系図調査でAIだけに頼ると失敗しやすい理由

ではなぜ、AIだけでは不十分なのか、その理由を改めて考えてみました。

AIは、あくまで「聞かれた範囲」で答える仕組みなので、こちらのプロンプト(指示文)に抜け落ちがあると、そのまま曖昧な回答になってしまいます。制度の例外や戸籍の“どの時点”を指定するかなど、家系図調査では細かい条件が多いため、初心者ほど必要な質問を思いつけず、私もそこでつまずきました。

さらに、戸籍の取り扱いや広域交付の運用は市区町村ごとに違うため、AIが返す「一般的な説明」がそのまま窓口で通用しないことがあります。自治体ごとの運用差は想像以上に大きく、一般論だけでは対応しきれない場面が多いと実感しました。

加えて、AIは知らないことを「知らない」と言わず、推測で補ってしまう“ハルシネーション”が起きることがあります。家系図調査のように細部が重要な分野では、この誤情報が後の手続きに影響する可能性もあります。

そのため、専門家が実例を踏まえてまとめた書籍のほうが、やはり確実で安心です。

こけしママン

とはいえ、私もこれまでクリスマスケーキのアレンジレシピなどで何度もハルシネーションに遭遇して痛い目にあってきたのに、それでもAIを使ってしまうんだよね。

理系夫

うん、手軽だし気持ちは分かる。ただ、何事も適材適所だね。家系図調査のように経験がものを言うものは、まずは専門家の本に頼るのがよさそうだ。

2024年開始の広域取得制度で増した最新情報の重要性

広域取得制度は、本籍地以外の市区町村でも戸籍謄本を請求できる制度です。
本人・配偶者・直系親族のもので、氏名・本籍・生年月日が分かっていれば全国一律の料金で取得できます(配偶者の直系尊属は請求不可)。ただし、古い戸籍は戦災などで失われている等の事情で、取得できないこともあります。

2024年から始まった戸籍の広域取得制度は、戸籍取得がこれまでより便利になった一方で、制度そのものがまだ新しく、自治体ごとに運用が安定していない部分もあります。こうした“変化の途中”にある制度ほど、最新の情報を把握しておくことが大切です。

始まったばかりの制度は最新の書籍で確認したい

2024年から、全国どこの市区町村でも戸籍を取得できる「広域取得制度」が始まりました。本籍地まで行かなくても手続きができるようになり、家系図調査にとっては革命的前進です。

ただし、先ほど触れたように、この制度は始まったばかりで、例外や条件もあり、自治体ごとの案内や運用もまだ完全には統一されていません。同じ制度でも、窓口によって手続きが異なるが場合があります。

こうした点も、なかには、広域取得が利用しやすい自治体を確認する方法まで紹介している書籍もあり、実際の手続きに役立つ情報がしっかり載っていました。

書籍を参考にするメリット

家系図調査では、AIだけでなく書籍を参考にすることで得られるメリットがたくさんあります。

まず、制度の成り立ちや歴史、手続きの流れが体系的にまとまっているため、「なぜこの書類が必要なのか」「どこまでさかのぼれるのか」といった全体像をしっかり理解できます。AIのように断片的な情報ではなく、一本のストーリーとして頭に入るのが書籍の強みです。

また、戸籍の読み方を図解で説明している本も多く、旧字体や続柄の見方など、初心者がつまずきやすいポイントを視覚的に理解できます。これはAIの文章説明だけではなかなか補えない部分です。

さらに、書籍で基礎を押さえておくと、市役所での会話がとてもスムーズになります。必要な用語や伝え方が分かるので、窓口での説明が短くなり、担当の方とのやり取りも落ち着いて進められます。

古い本も意外と役に立ちます。制度が変わっても、戸籍の歴史や基本構造は変わらないため、基礎知識の補強としてとても有効です。一方で、最新の本は2024年開始の広域取得制度に対応しているなど、実際の手続きに直結する最新情報を得ることができます。

このように、書籍は“全体像の理解”と“実務で役立つ具体的な知識”の両方を補ってくれる、心強い味方だと感じました。

AIも、使う場面を選べば頼もしいよ。下調べや情報整理などでは本当に助かっている。細かいことを調べる方針を立てるときとかね。

家系図調査におすすめの本

家系図調査に役立つ本の表紙と本棚イメージ

ではここで、最初の失敗のあと、私が読み進めたおすすめの本をご紹介します。二冊とも、広域交付開始後の2025年に出版された本です。

『家系図をつくる。』/長峰英太郎(2025年)

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この本がすごいのは、著者自身が家系調査を進めていく中で、戦国時代に空白期間はあるものの、最終的に古墳時代の豪族にまでつながる家系図を作り上げてしまったことです。戦国以前は推測も含まれますが、それでも家系図が理想形へと組み上がっていく過程を見られるのは、この本ならではの魅力です。

また、図解が各見開きごとに一つは入っていて、戸籍の読み方や調査の流れが視覚的に理解できるのもおすすめできる点です。文章だけではつかみにくい部分も、図を見るとスッと頭に入ってきます。実際に戸籍取得した際に戸籍を読み解く際にも役に立ちます。

さらに、改製原戸籍の年度ごとの違いや、戸籍制度の歴史についても丁寧にまとめられていて、「なぜ今の戸籍がこうなっているのか」という背景まで理解できます。また、実際に市役所でどのように依頼すれば戸籍をたどりやすいかの説明もあります。

監修の渡辺宗貴さんは家系図制作を専門に行う行政書士で、実務に基づいた知識がしっかり反映されているため、情報の信頼性という点でも安心して読める一冊でした。まさに、家系図づくりの“基礎体力”をしっかりつける本といえます。

こけしママン

長峯さんは家系図づくりを“究極のエンターテインメント”と表現しています。過去と現在がつながっていくあのワクワク感は、本当にその通りだと感じます。

『家系図作ってみませんか?』/丸山学(2025年)

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著者の丸山学さんは、ご自身のYouTubeチャンネル「1000年家系図」を主宰する行政書士で、これまでにも家系図に関する書籍を数多く出版してきた方です。本書では、その丸山さんが実際のクライアント事例をもとに、家系図調査の進め方や最新情報をとても丁寧に解説してくれます。

紹介されているケースはどれも背景が異なり、一つひとつに物語があります。家族の歴史をたどることが、こんなにもドラマチックで奥深いものなのだと改めて感じさせられました。

また、先述の永峯さんが「基本は本籍地で戸籍を取得するのがよい」というスタンスなのに対し、丸山さんは広域取得の活用方法にも踏み込んでいて、具体的なコツ(役所に事前に電話をして確認する内容など)まで教えてくれます。広域取得をどう使いこなすか知りたい人には、とても参考になる部分です。

また、最近以前にもまして便利になり、偉人でもない先祖の過去が分かる可能性が高まったいわれる国会国立図書館の話題もところどころに盛り込まれています。

後半にはQ&Aコーナーもあり、読者がつまずきやすいポイントを先回りして答えてくれる構成になっています。家系図づくりをこれから始めたい人にも、すでに調査を進めている人にも役立ちますし、専門家に依頼する際にも事前に読んでおきたい、実践的で読み応えのある一冊でした。

丸山さんは「ご先祖探しは究極の自分探し」と語っています。家系図を調べるたびに、自分の中に流れているものや、家族が積み重ねてきた時間をふっと感じる瞬間があって、その言葉の意味が少しずつ分かってきたように思います。

まとめ AI時代だからこそ“書籍の価値”が高まっている

家系図調査は、AIだけではどうしても拾いきれない細かな条件や、自治体ごとの運用差がつきまといます。だからこそ、専門家が実例をもとにまとめた書籍の存在はとても心強いものでした。書籍で基礎を押さえ、AIで情報を整理しながら進めることで、ようやく全体像がつながり、自分のルーツに向き合う準備が整ってきたように感じます。

AI時代だからこそ、体系的にまとまった紙の知識が役に立つ場面は多いと思います。これから自分でやる場合にして、専門家に依頼する場合でも、こけから家系図づくりに挑戦したい方にとって、今回紹介した本がその最初の一歩を支えてくれるはずです。

家系図作りの初期段階、戸籍を取得する作業では、たくさんの貴重な書類を取得することになります。その際に役立つグッズを紹介した記事もありますので、併せてお読みいただけると嬉しいです。

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