【フランス語圏のカフェ文化】Le Pain Quotidienで出会ったドリンク2つの朝ごはん

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東京のLe Pain Quotidienで提供される、フランス語圏の朝食メニュープチ・デジュネを紹介するページのアイキャッチ

東京に行った際に、ぜひ行ってほしいパン屋さん、Le Pain Quotidienは、ベルギーから世界中に展開しているパン屋さんです。ぜひ、浅香早めのお昼の時間帯に行ってほしいところです。なぜならここでは、フランス語圏では一般的なカフェの朝ごはんセット、Petit Dejeuner(プチ・デジュネ)のスタイルが体験できるからです。

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目次

日本ではレアなフランス語圏のカフェ文化

Le pain quotidien(ル・パン・コティディアン)基本データ

東京・芝公園にあるLe Pain Quotidienの外観。木々に囲まれた店舗正面の様子。
Le Pain Quotidien 東京・芝公園
本社所在地ベルギー・ブリュッセル
創業1990年
店舗米国や欧州を中心に世界15ヵ国に展開
日本店舗数
3店舗(すべて東京都内:芝公園店、東京ミッドタウン店、東京オペラシティ店)

Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)は、オーガニック小麦と天然酵母で作る伝統的なパンが世界中で愛される、ベルギー発のベーカリーレストランです。大きなボウルで楽しむカフェラテや、自由に楽しめる絶品のオーガニックジャムが、日常に特別でおしゃれな癒やしを添えてくれます。

Le pain quotidienは、「日常のパン」や「日常の糧」を意味するフランス語です。

そもそもベルギーと聞くと、チョコレートやビールのイメージもあるかもしれません。でも実は、ベルギーはフランス語圏(francophone:フランコフォン)の一部であり、国民の約4割がフランス語を母国語(第一言語)として話しています。

フランス北東部とベルギー南部は平原で繋がっており、昔から人や文化の交流が当たり前に行われていました。互いに文化を高め合ってきた歴史があるからこそ、今のベルギーにも当たり前のようにフランス語圏のカルチャーが根付いているという背景があります。

Petit Déjeuner|フランス語圏の朝ごはん

そんなフランス語圏の一般的な朝食(Petit-déjeuner / プティ・デジュネ)は、イギリスやアメリカのような卵やベーコン、ソーセージといった塩気のあるスタイルとは異なり、甘くて軽めなのが特色です。

さらに特徴があるのは、テーブルには温かい飲み物と冷たい飲み物が1つずつ並ぶことです。冷たい飲み物は基本的にオレンジジュースで、温かい飲み物はコーヒーやカフェオレなどが選べるお店が多いです。

モンマルトル地区のコーランクール通り(Rue Caulaincourt)にあるル・セパージュ・モンマルトロワ(Le Cépage Montmartrois)の外観。パリの日常を感じられる魅力的な老舗カフェ・ブラッスリー。
筆者が2009年に訪問した、パリのモンマルトル地区にあるカフェ・ブラッスリー、ル・セパージュ・モンマルトロワ(Le Cépage Montmartrois)の外観。観光地から少し離れたパリの日常風景。
ル・セパージュ・モンマルトロワ(Le Cépage Montmartrois)で出される朝食セットのプチデジュネ。2009年撮影
Le Cépage Montmartroisで注文したPetit-déjeuner(プチ・デジュネ)。コーヒー、オレンジジュースがそれぞれ人数分だされている。

フランス語の朝食 Petit-déjeunerは、直訳すると「小さな昼食」。19世紀ごろのパリで「朝は軽い食事(=小さなデジュネ)」にし、昼をメインの食事(デジュネ)と呼ぶようになったのが由来です。ちなみにベルギーなどでは今も昔のまま、朝食を「Déjeuner」と呼びます。

もともとの伝統的なフランスのPetit-déjeunerは、本当に温かい飲み物とパンだけというシンプルなものでした。ところが、1950〜60年代頃、アメリカから「朝一番にビタミンCをとるのが健康に良い」という栄養学の考え方や、オレンジジュースを飲む習慣がヨーロッパに輸入されました。手軽に栄養補給ができるということで、もともと軽めだったフランスの朝食スタイルに「温かいドリンクで体を温め、冷たいジュースでビタミンを補う」という新しい定番が追加され、現在の形になっていきました。

Petit Déjeuner à la française

フランスのカフェ朝食、定番の構成

選べる

Café crème

カフェ・クレーム

コーヒー(またはカフェオレ・紅茶)。フランスではカフェ=エスプレッソ。大きめカップで出てくるのがカフェクレーム。

🍊
セットに含まれる

Jus d’orange

ジュ・ドランジュ

オレンジジュース。コーヒーとは別に最初からついてくるのがフランス流。日本では珍しい。

🥐

Croissant

クロワッサン

カフェ朝食の定番。または Pain au chocolat(パン・オ・ショコラ)のこともある。お店によって異なる。

🥖

Tartine

タルティーヌ

バゲットを切ったもの。カフェオレに浸して食べるのがフランス流。バター・ジャムは別添えのこともあれば、ないこともある。

🧈
お店による

Beurre

ブール

つく場合は無塩バターが基本。たっぷり塗るのがフランス式。セットに含まれないこともある。

🍯
お店による

Confiture

コンフィチュール

ジャムまたははちみつ。セルフサービスで好きなだけ取れるスタイルのお店も。店舗限定フレーバーがある場合も。

ポイントは飲み物が2つあること。
コーヒーか紅茶を「選ぶ」のとは別に、jus d’orange がセットに含まれている——
これがフランスのカフェ朝食の当たり前の風景。

理系夫

僕大学の第二言語がフランス語だったけど、そこまで深く習わなかったな。ル・パン・コティディアンも、プチデジュネも、舌を噛みそうだ。

このように、ドリンクが二つ並ぶのが当たり前なのがフランスのカフェの朝ごはん文化という前提に、Le Pain Quotidienの朝食ラインナップを見てみると、しっかりとその文化が感じられる構成になっているのが分かるので、次の章で見てみましょう。

東京のLe pain quotidienに行ってみた

ル・パン・コティディアン東京オペラシティ店の入る複合ビルの外観
Le Pain Quotidienオペラシティの店舗が入る複合施設の外観
ル・パン・コティディアン東京芝公園のエントランス
Le Pain Quotidien芝公園の入り口外観

東京に3店舗|国際色豊かな客層

Le pain quotidienが日本に上陸したのは2011年ごろ。芝公園店が第一号店でした。最盛期には5~6店舗ありましたが、現在は芝公園店、東京ミッドタウン店、東京オペラシティ店の三店舗です。わが家は東京オペラシティ店と芝公園店をそれぞれ別日に訪れました。

東京オペラシティ店へは、休日で開店時間からからしばらくたってからの訪問でしたが、かなり席に余裕があり、ゆったり朝食を食べることができました。その後、徐々に席が埋まっていき、その半数以上が英語やフランス語など、日本語以外の言語を話す方たちでした。定番の朝ごはんメニューだけではなく、ヘルシーなものや食べ応えのあるメニューも用意されているので、どんな食生活の人でも朝から満足できる場所として、選ばれているのを感じました。

芝公園店も休日の同じ時間帯に訪問しましたが、こちらは朝から長蛇の列(記名式)ができており、席につくまでに30分程度を要しました。メニューはどちらの店舗も同じで、国際色豊かな風景も同じくでしたが、こちらの方が自分たちを含め観光客が多く、ファミリーの数も目立ちました。

Le pain quotidien日本国内のメニュー|どのメニューにドリンクが2つ?

Breakfast

ル・パン・コティディアンの朝食メニュー

朝からたくさんのメニューが選べますが、開店から11時までのブレックファストの中でも「ル・パン・コティディアン ブレックファスト」が、いわゆるフランスで出て来るPetit Déjeunerに近いものです。

ル・パン・コティディアン ブレックファスト(11時まで)

1250円

  • パン・オ・ショコラ または クロワッサン
  • オーガニックブレッド、オーガニック小麦のバゲット
  • オレンジジュース または アップルジュース
  • ホットコーヒー または 紅茶
理系夫

えーっと、このメニューの中のドリンクの見方は、オレンジジュース、アップルジュース、ホットコーヒー、紅茶 の中からどれか一つというわけではなく・・・?

こけしママン

オレンジジュースかアップルジュースのどちらか一つ、さらに、ホットコーヒーと紅茶からどちらか一つ、合計2つが選べるという意味だよ。

Brunch

ル・パン・コティディアンのファーマーズ・ブランチメニュー

さらに、このドリンクが2つ選べるスタイルはブランチにもあります。(ドリンクの内訳は、少し変わります。)

BRUNCH(13時まで)

ファーマーズブランチ 

2500円

  • ボイルドハム
  • サラミとゴーダチーズ添え

アングラーブランチ
2500円

  • スモークサーモン
  • 生ハム
  • ブリーチーズ
  • リコッタチーズ添え

両者とも、以下のものがつきます。

  • グラノーラベリーのヨーグルト
  • ソフトボイルドエッグ
  • オーガニック小麦のブレッド
  • パン・オ・ショコラ または クロワッサン
  • オレンジジュース
  • オーガニックコーヒー または 紅茶


フランス語圏の人々にとって、Brunchという単語は「朝食(Petit-déjeuner)と昼食(Déjeuner)を合体させた贅沢なセットメニュー」を意味することから、これもこのお店が特別なのではなく、文化的に当たり前の光景と言えます。

キッズメニューも充実|子ども連れでも安心して行ける

子ども連れで行くなら、キッズメニューがあるので、ぜひチェックしてもらいたいです。

ル・パン・コティディアンのキッズメニュー。蓋つきプラカップに入ったドリンク付き。

キッズメニュー(12歳以下のお子様まで)

990円

  • ハムチーズトースト
  • フルーツヨーグルト
  • クッキー
  • ドリンク(オレンジジュース または アップルジュース または ミルク)
こけしママン

ドリンクはしっかり蓋つきのプラカップに入れてもらえるのがとてもありがいポイントでした。

理系夫

子どもはオレンジジュースによってはすっぱくて飲めない場合もあるから、アップルジュースかミルクも選べるっていうのもいいよね!

ヨーグルトはグラノーラとフルーツが入っていて、次男が夢中で食べていました。トーストはふわふわで、上質なバターの上にハムとチーズがのっています。量が多めで未就学児と小学校低学年の子どもたちには少し多く、残した分をもったいなくて大人が食べましたが、これが普通においしかったです。

まとめ

Le Pain Quotidienが東京で体験させてくれるのは、単においしいパンやコーヒーだけではありません。ドリンクが2つつくモーニングやブランチは、フランス語圏の文化が色濃く反映されています。
フランスやベルギーに行ったことのない人も、久しぶりに行きたい人にも、フランス語圏の息吹を感じられる場所にぜひ足を運んで、その文化を体験してみいてはいかがでしょうか。

日本で感じるフランス文化|こちらの記事もおすすめです。

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