こけしママンこんにちは、こけしママンです
災害に備えて Jackery 2000New を購入したとき、まず気になったのは「どの家電がどれくらい使えて、実際どれだけバッテリーが減るのか」 という点でした。スマホのような小さな電力から、ドライヤーやホットプレートのような大きな電力まで、W数によって減り方がどう変わるのかは、実際に使ってみて初めて分かることもあるはずです。
そこで今回は、家電を実際につないでバッテリーの減り方を細かく実測しました。計測値が計算的に正しいかどうかも検証していますが、計算が苦手な方でも読み飛ばして理解できるようにまとめています。Jackery2000Newのリアルな使い心地を知りたい方の参考になれば嬉しいです。
- Jackery 2000New が実際にどの家電をどれくらい使えるのか知りたい人
- W数の違いでバッテリーの減り方がどう変わるかを実測で確認したい人
- 災害時などにどの程度役立つのか、リアルな使用感を知りたい人
Jackery2000Newスペック
今回私が使用したポータブル電源はこちらです。2000Whクラスの大容量でありながら、17.9Kgという女性でも持てる重さのポータブル電源です。


- 信頼のJackeryで防災
- 2000Wクラスの大容量の中でダントツの軽さ
- 初心者も使いやすい
| 重量:約17.9kg | 色展開 オレンジ&黒 サンドベージュ |
| 容量:2043Wh | 定格出力:2200W (瞬間最大:4400W) |
| 電池の種類 リン酸鉄リチウムイオン | 充電サイクル 約4,000回 (長寿命) |
スペック表を見て、疑問に思うことがある場合は、こちらの記事を見ていただくと理解がスムーズに進みやすいです。


スマホ・タブレット充電+扇風機(低W帯)
スマホ・タブレット充電は約5〜20W、扇風機は20〜40W
防災やキャンプ、そして停電時でも、まず最優先で確保したいのはスマホの充電です。とはいえ、スマホ単体の充電だけではそんなに消費電力を必要とません。そこでまずはスマホ充電・iPad充電・扇風機(サーキュレーター)を同時に使って、Jackery 2000New がどれくらい電力を消費するのか試してみました。
【低W(ワット)帯】
スマホは約5〜20W、iPad充電は約10〜20W、扇風機は20〜40W程度で動作します。
使用時間帯:午前10時13分~10時23分(10分間)
使用した機器:スマホ充電、iPad充電、扇風機(サーキュレーター)


Jackeryの残量表示は1%単位



実はこの実験を始める前に、すでにサーキュレーター(扇風機)だけを20〜30分ほど回していました。それが無ければ、もっと減るのに時間がかかったはずです。
Jackeryの残量表示は1%単位です。内部的には 99.9% や 99.4% といった細かい数値で減っていくものの、画面には「100%」と表示されます。
どれくらいの電力を使っていたのか?
実際に、どれくらいの電力を使うとこの減り具合になるのでしょうか?液晶右側の「OUTPUT(出力)」のすぐ下に表示されている40Wや51Wが、その時点でJackeryが供給している電力量です。
同じ機器を使っていてもこの数字が上下するのは、スマホやiPad、サーキュレーターが“その瞬間に必要な電力”を細かく調整しているためです。電力が一定ではなく揺れるのは正常な挙動です。



電力って、ずっと一定の勢いで流れてるわけじゃないんだよ。スマホもiPadも内部で「今どれだけ電力を使うか」を常に調整してるから、W数が揺れるのは普通のこと。
揺れの理由や、1%減るまでの計算式を知りたい人は、下のアコーディオンを開くと、詳しい説明や計算式が分かります。
【今回の電力の揺れについての詳細】
今回のケースで想定された電力の揺れは以下の通りです。
- スマホ充電:5〜10W
- iPad充電:10〜20W
- サーキュレーター:10〜20W
これらを合計すると、25〜50W前後の揺れが出るのは自然です。スマホやiPadは充電の進み具合によって電力を変え、サーキュレーターも回転数や負荷で微妙に変動するため、W数が秒単位で上下するのは正常な動作です。
【Jackery 2000Newがスマホ&iPad充電とサーキュレーター使用で1%減るまでの時間】



1%分の容量(Wh)を、使っている電力(W)で割ると、その1%を使い切るまでの時間が出せます。
ここでは①ポータブル電源の1%分の容量を求めてから、②50Wで使用したと仮定して電力で割ることで計算が可能になります。
Jackery 2000New の容量は 2160Wh。これを100で割ると1%あたりの容量が出せます。
仮に電力が 50W で一定だとして、①で求めた1%あたりの容量(21.6Wh)を50Wで割ります。
0.432時間と出ましたが、理解しやすいように分単位に直します。
つまり、「50Wで使い続けた場合、約26分で1%減る」という計算になります。
実際には約26分という計算を下回る10分で1%減ってしまったわけですが、今回実験を始める前にサーキュレーターのみを少しの間(20〜30分ほど)回していたため、実際にはすでに 99%台 に入っていたと想像されます。(Jackeryは 99.1%でも100%と表示されます。)



私が最初にうっかり使ってしまったサーキュレーターのおかげでちょっとわかりにくくなってしまったけど、ちゃんと計算すれば理屈の通る減り方になっていました。
なお、10分経過した時点で、当初50%だったスマホの充電は70%近くに。83%あったiPadの充電は92%まで増加していました。Jackery本体はほとんど減らないのに、スマホとiPadはしっかり充電されている、という状態です。
ドライヤーを追加してみた(中〜高W帯)
熱を出す家電はW数が大きくなりやすい
実はここまでは私一人で実験していました。ですが、「なかなか減らないな〜」と思い、夫に相談したところ…。



スマホや扇風機くらいじゃ消費電力が小さすぎて減らなくて当たり前だよ。電力を食うのは熱を出すものだから、ドライヤーも追加してみたら?



それいいね!災害時でも髪を乾かしたいときあるし!
ということで、次はドライヤーを追加して試すことにしました。
ドライヤーは弱で300〜600W、強で1000W超
【中~高W(ワット)帯】
ドライヤーは弱で300〜600W、強では1000Wを超えることもあります。今回の実験では、この高W帯の家電を追加したときにJackery 2000Newの減り方がどう変わるのかを実測しました。なお、使用したドライヤーは 消費電力1200Wと記載のある一般的なモデルです。
使用時間帯:午前10時26分~10時29分(3分間)
使用した機器:スマホ充電、iPad充電、扇風機(サーキュレーター)、ドライヤー


どれくらいの電力を使っていたのか?
先ほどとおなじく、液晶右側の「OUTPUT(出力)」のすぐ下に表示されている数値を見てみると、今回は1179W(もしくは1174W)と表示されています。
ドライヤー本体には「1200W」と記載されていますが、これは最大値であって、常に1200Wが出続けるわけではありません。温度調整や風量、内部のサーモ制御(温度が上がりすぎないようにする仕組み)などで実際には1000~1100W前後に落ち着くことがよくあります。さらに、直前から スマホ充電・iPad充電・サーキュレーター が引き続き稼働しており、これらで 合計25〜50W前後 の電力を使っています。つまり、
- ドライヤー:約1000〜1100W
- スマホ+iPad+サーキュレーター:25〜50W



これらを合計すると 約1050〜1150W 程度。今回表示された 1179W は、この範囲に十分収まっており、整合性のとれた自然な数値と言えます。さらに、計算上もあっているか確認したい場合は、下のアコーディオンを開くと、詳しい計算式が分かります。
【計算で確認!3分で2%減は正しい?】
Jackery 2000Newの総容量は 2160Wh。これを100で割ると1%あたりの容量21.6Wh になります。計算式は以下です。
- ドライヤー:実測で 1000〜1100W前後
- スマホ充電:5〜10W
- iPad充電:10〜20W
- サーキュレーター:10〜20W
合計すると 約1050〜1150W 程度。Jackeryの表示は 1179W だったので、この範囲に完全に一致しています。今回は、この1179Wを計算のもとにする数値として採用します。
3分=0.05時間(※3分 ÷ 60分=0.05時間)なので、②の数字を0.05時間でどれだけ使うか計算します。
つまり、3分で約 59Wh を消費した計算になります。
③の3分で使う電力を①1%分の容量で割ると、何%使用するか計算できます。
つまり、理論上は「3分で約2.7%減る」計算です。
- 計算値:2.7%減
- 表示値:2%減
※Jackeryの残量表示は 1%刻みなので、内部が 97.3% だったとしても「97%」と表示されます。



小さい電力のものだと、1%減るまでにすごく時間がかかったのに、熱を出す家電を使うと、こんな短時間で一気に減るんだね。実験してみて、電力の使われ方の違いがよく分かったよ。
ホットプレート(高W帯・継続使用)
次に、高い電力を継続的に消費する家電として、我が家で冬によく使うBRUNO ホットプレート(グランデサイズ)を試してみました。このホットプレートはプレートを仕切り鍋に交換できるタイプで、今回は鍋モードで使用しています。鍋料理なので、約1時間連続で稼働させた状態で計測しました。
ホットプレートは600〜1200W
【高W(ワット)帯・継続使用】
一般的なホットプレートは 600〜1200W 程度で動作します。
今回の実験では、この高W帯の家電を 単体で継続使用した場合に、Jackery 2000New の減り方がどう変わるのか を実測しました。使用したホットプレートの本体裏面に記載されている 定格消費電力は1200Wです。
使用時間帯:午後19時05分~20時19分(74分間)
使用した機器:ホットプレート(仕切り鍋)
※71%になっているのは、これまでの実験のあとに別の機器を使用したためです。基本的に何日も使用しなくてもJackeryは最後に使用した充電量から減ることは少ないです。


どれくらいの電力を使っていたのか?
液晶右側の「OUTPUT(出力)」のすぐ下に表示されている数値を見てみると、今回は1136Wと表示されています。約1時間の間に、変動はありましたが、主に1100W台を維持していました。ドライヤーのように、ホットプレートも内部で電力を調整して稼働しています。
今回は、この大きなW数(実測1100W前後)を 74分間連続で使用 したところ、Jackery 2000New のバッテリーは 71%から23%へ と、50%以上減少 しました。



ホットプレートは高い電力を継続的に消費するため、短時間でもバッテリーの減りが大きくなる結果となりました。
計算で確認!74分で48%は正しい?
Jackery 2000Newの総容量は 2160Wh。これを100で割ると1%あたりの容量21.6Wh になります。計算式は以下です。
Jackery 2000Newの総容量は 2160Wh。これを100で割ると1%あたりの容量21.6Wh になります。計算式は以下です。
実測値:1138〜1153W(1100W台)
便宜上、1150W を採用。
3分=1.233時間(※74分 ÷ 60分=1.233時間)です。②のW量を1.233時間でどれだけ使うか計算します。
つまり、74分で約1418Wh を消費した計算になります。
③で求めた、74分で使う電力を①で求めた1%分の容量で割ると、何%使用するか計算できます。
つまり、理論上は「理論上は 約66%減る」計算です。
実測:71% → 23%(48%減)
計算:66%減



実測では 48% の減少で、計算上は 66% 減る結果になったけど?



ホットプレートは調理中に、保温モードに切り替わる時間帯がったり、内部のサーモ制御で加熱が自動的にOFFになる瞬間があから、常に最大出力(1100W前後)が続くわけではないからね。それを考慮するとこの結果は妥当といえます。
高W数のものはバッテリー消費が想像以上に速い



1200Wクラスの家電って、1時間でバッテリーの半分を持っていくことがはっきり分かったよ。これは災害が起きたときは、計画的に運用しないといけないといけないってことだね。



そうだね。高電力家電は、思っている以上にバッテリーを食うというのが現実だよね。



うん。ただね、使っちゃダメじゃなくて、どこに電力を使うかを、平常時から考えておく大切さを改めて感じた。災害でもキャンプでも、電力は限りある資源だからこそ、優先順位を決めておくと、いざという時のリスクを限りなく減らせるはずだよね。
まとめ|W数が違うと減り方はどう変わる?


熱を出す家電ほどW数が大きく減りが早いが、計算よりは緩やかな減り
ホットプレートやドライヤーのような熱を作る家電は、1000Wを超える高電力帯に入り、1時間でバッテリーの半分以上を消費することもあります。今回の実験でも、「1200Wクラスは1時間で約50%減」という結果になり、高電力家電の消費電力の高さを実感できました。
一方で、スマホ充電・タブレット・扇風機などの低電力家電 は、長時間使ってもバッテリーの減りわずかでした。
高電力のものでも低電力のものでも実際に検証してみて分かったことは、計算上の減りよりも実際の減りは緩やかだということです。機械の中の内部制御などのおかげで、予想より緩やかな減りのおかげで災害時は余裕をもった使い方ができそうです。
災害時に優先すべき家電の考え方


- 調理なら、低電力で動く電子調理器を使う。もしくは、長期保存食を事前に用意しておく。
- 冷暖房は、電力をなるべく使わない代替手段を考えておく。
- 災害時は、通信・照明・情報収集を優先する。
今回の実験で分かったのは、「何に電力を使うか」「どこに優先順位を置くか」を平常時から考えておくことの大切さです。
ポータブル電源は、全部をまかなう魔法の箱ではなく、限られた電力をどう活かすかを考えるための道具。電力をつなぎ、生活を支える保険としての価値は大きいです。
このブログでは、防災のために「大容量だけど持ち運べる」Jackery 2000New を実際に使いながら検証した記事のほか、初心者の方がポータブル電源を選ぶ際に確認すべきポイントなども更新しています。気になる方は、こちらの関連記事もどうぞ。




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